ぼくのとっても ふつうのおうち

「ふつう」のくらしをうばわれた なんみんのはなし

Мой самый обычный дом / My most ordinary home

  

コンスタンチン・ザテューポ 作、 藤原潤子 訳

A4変形・40ページ・上製本

1800円+税、2023年12月15日発行

ISBN: 978-4-911057-00-1

ためし読み

 

ウクライナ戦争がきっかけで生まれた絵本。

一度にすべてを奪われた難民の子どもの願いとは…。
      

★2024年ボローニャ国際絵本原画展ファイナリスト選出作品

メディアで多数紹介されました! ➡毎日新聞 ➡その他


      

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あらすじ

もしもある日突然、慣れ親しんだ日常生活のすべてを奪われ、難民になってしまったら? 思いがけずそんな状況に置かれた子どもたちの、決してかなわぬ夢を描く切ない物語。世界各地で戦争が続く今、絵本で戦争と平和について考えてみませんか? 難民への深い共感にあふれた名作。ウクライナ難民との交流から生まれた物語。


作◆コンスタンチン・ザテューポ(Constantin Satüpo

1978年モスクワ生まれ。モスクワ印刷芸術大学で学んだ後に、ベルリンのヴァイセンゼー芸術大学でビジュアル・コミュニケーションを学ぶ。現在、ベルリンで絵本作家、イラストレーター、グラフィック・ノベル作家として活躍中。2019 年から アート・プロジェクトの一環として、難民支援団体とのコラボレーションを行っている。2022年のロシア軍によるウクライナ侵攻開始後は、芸術イベントや学校、路上で、日常的に家を追われた子どもたちと交流している。


訳◆藤原 潤子(ふじわら じゅんこ)

神戸市外国語大学准教授、かけはし出版代表。ロシアをフィールドとして文化人類学研究を行いつつ、絵本などの翻訳にもたずさわる。著書に『呪われたナターシャ:現代ロシアにおける呪術の民族誌』(人文書院、2010年)、『シベリア:温暖化する極北の水環境と社会』(共編著、京都大学出版会、2015年)、訳書にA.ウサチョフ作、I.オレイニコフ絵『まほうの木』(東洋書店新社、2020年)、A.ロマーエフ作『パパかいぞくのこもりうた』(成山堂書店、2022年)など。